人間と同様に、ワンちゃん・猫ちゃんの体の表面には数百個の経穴(ツボ)があります。それぞれの経穴は経絡の途中にあります。経絡とは内蔵と体の表面をつないで全身に分布している通路であり、この経絡に沿って「氣」と呼ばれるエネルギーが動物でも流れていると考えられています。
「氣」が正常に流れている時は健康ですが、「氣」の流れが滞ると病気が発生すると東洋医学では考えます。
鍼治療では経穴(ツボ)を刺激することで、「氣」を調節し、自然治癒力を高め、健康へと導きます。
多摩市、八王子市、町田市、日野市、相模原市はもとより、川崎市、立川市、あきるの市、座間市、飯能市、東京23区内、山梨県、福島県など遠くからも患者さんがいらっしゃっています。
鍼で経穴を刺激することにより、神経系が刺激され、鎮痛物質や脳内ホルモンが産生され痛みが和らいだり、免疫力を上げる作用があることがわかっています。
膝や腰などの関節炎や椎間板ヘルニアなどの神経疾患、手術後のリハビリなどに特にお勧めです。またシニア犬の健康管理として免疫力の向上が期待できます。
鍼はワクチン接種時に用いる針よりもかなり細いものです。ほとんどのワンちゃん、猫ちゃんは嫌がることなく鍼治療を受けることができます。
当院では様々な病気で鍼治療を行っていますが、鍼治療を希望して来院される方で最も多い病気が椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアの治療には、内科治療と外科治療があります。
一般的には鎮痛剤やステロイド、ビタミン剤などがよく使用されます。当院でも以前は、鍼治療と併用してステロイドを使用していましたが、ステロイドを使わずに何とかしたい、またより自然なもので治したいとの想いで現在は、基本的にはステロイドは使用しておりません。その代りに鍼治療と相性の良いホモトキシコロジーの注射や内服薬を併用して使用しております。(写真はホモトキシコロジーで使用のお薬。)
初期のヘルニアであれば鍼治療をせずにホモトキシコロジーだけで治ることもよくあります。
一般的にはMRIなどでヘルニアの箇所を突止めて手術を行います。当院ではヘルニアの手術は行っていないので、手術を希望される場合、手術ができる病院をご紹介します。しかしながら、手術をして良くなればいいのですが、手術をしても改善せずに、当院に鍼治療で来院される方も多いです。
ヘルニアの場合、鍼治療は非常に効果的ですが、それはあくまでも手術をしてない場合です。およそ9割が手術をせずに鍼治療で改善します。しかしながら手術をしても良くならなかった場合の鍼治療ですと、鍼治療の効果はかなり下がってしまいます。また効果が現れるまでに非常に時間がかかることが多いです。お家でのリハビリも必要となります(リハビリについては専門の先生をご紹介いたします)。
手術をするか、しないかは飼い主さんの考えによりますが、手術をしても良くならなかった場合の鍼治療は、長期的になるということをご理解いただければと思います。
院長が鍼治療を行う際には、毎回、Quantum Touch®(クォンタムタッチ)による手技療法を加えて行っております。
簡単に言うと「アメリカ版気功」といった感じです。アメリカで発生したハンズ・オンヒーリング(手技療法)の一つ。北米では医療機関でも使用され、看護学の単位としても認められています。
ワンちゃん、猫ちゃんに触れることで、波動を高め、痛みや炎症を軽減させたり、内臓などのバランスを整え、動物が持つ自然治癒力を引き出す手技です。
・吉田 グンジちゃん(♂)
・犬種・・・ミニチュア・ダックス
・病名・・・椎間板ヘルニア
2009年9月18日
歩き方がおかしくなる。
9月24日
他の動物病院にてレントゲン検査の結果、椎間板ヘルニアと言われる。
ステロイド治療を始める
9月29日
鍼治療希望で当院を受診。
週1で鍼治療をスタートさせ、ステロイドは減らしていく。
一番の重症時には・・・自力で立ち上がることも歩くことできず、後肢マヒの状態。自力での排尿もできず、飼い主さんの補助で行う。
10月20日 自力で排尿ができるようになる。
11月1日 自力で少しだけ起立できるようになる。車いすで散歩する。
11月12日 自力でふらつきはあるが歩行できるようになる。
11月17日 かなり歩行改善!
12月15日 車いすが必要なくなる。走ることもできるようになる。
今まで車椅子を使って歩いていたグンジちゃんが、元気に走れるまで回復することができました。鍼治療を行うことで、症状が改善する可能性が出てきます。
「うちの子はどうだろう?」と思っている方は、お気軽にご相談下さい。
・初回(約60分):カウンセリング+鍼・・・8,250円(再診料別)
・2回目以降(約30分):鍼 ・・・7,150円(再診料別)
最初の3~4回は週一で行うことを勧めています。その後はそのコの体調に合わせて間隔をあけて行います。
古代からある鍼法の一つで、火をつけた鍼をツボに刺す治療です。
当院では漢方の生薬を含んだ火鍼膏を鍼先につけ、火で炙り、素早くツボに刺しています。痛み、熱さはほとんどありません。
火針によって気・血の流れを良くして痛みを取ったり、また冷えの強い症例に対して温めたりする作用もあります。
・火針・・・+1,100円
古代からある鍼法の一つで、薬液をツボに注入する治療です。これによって、薬液の効果が得られるだけでなく、鍼治療の効果を長引かせることができます。薬液は、椎間板ヘルニアの際には一般的にはビタミンB12などを使用しますが、当院では椎間板ヘルニアに効果があるホモトキシコロジーの薬を使用しています。
・水針・・・+1,100円
病院にて行うお灸と家でも継続的に治療が続けられるように、家でするお灸の2つの方法があります。
・病院で行う場合 ・・・+550円
・お家で行う場合・・・ 棒灸という直接皮フにつけない安全なお灸を十分にご説明させて頂いて処方しています。煙が出るタイプのお灸と出ないタイプのお灸があります。1本で数週間使用することができます。
Q.かかりつけの病院があるのですが鍼治療をお願いすることはできますか?
A.もちろん大丈夫です。かかりつけの病院での検査結果や処方されているお薬などがあればご持参ください。
Q.鍼治療はどれくらいの頻度で通えばいいのでしょうか?
A.そのコの病気、症状により様々ですが、1週間に1度から2週間に1度通院されることが多いです。
Q.鍼治療は何回位通えば良くなりますか?
A.病気や年齢、症状によりなんとも言えませんが、当院で一番多い椎間板ヘルニアの場合、週1で3〜4回で良くなり1〜2ヶ月で終了することが多いです。
高齢の場合、健康維持のために良くなってからも月1ペースで続けられる方もいらっしゃいます。
Q.以前椎間板ヘルニアになったのですが、再発防止のために予防的に鍼治療を受けることはできますか?
A.もちろんできます。東洋医学では未病(病気になる前の状態)での予防を大切に考えていますので良いと思います。
Q.鍼治療が効く病気は椎間板ヘルニアだけですか?
A.鍼治療は様々な病気で効果が認められています。当院においては椎間板ヘルニアで来院されている患者さんが一番多いですが、それ以外にも高齢による足のふらつきや難治性の下痢、腫瘍、癲癇、失禁、なかなか鼻水が治らないなど西洋医学で対処が難しい症例で来院される方もいらっしゃいます。
Q.鍼治療は保険が使えますか?
A.保険会社さんによります。当院が代理店をしているアニコム損保は保険が適用できます。(保険会社さんにお問合せしていただければと思います。)
<<鍼治療と併用してより効果がでるドッグアナトミー整体の施術を当院ではおススメしております>>
平端 弘美先生
・Japanペットケアマネージャー協会認定ペットケアマネージャー、ドッグメディカルトレーナー、ドッグアナトミー整体師
・日本ペットシッター協会認定ペットシッター士
・日本ペットセラピー協会認定プロフェッショナルセラピスト
・日本メディカルアロマテラピー協会認定ペットセルフケアセラピ
・日本メンタルヘルス協会認定基礎心理士
・サービス介助士
第一種動物取扱業(訓練・保管 第1019575号)
HP http://hellodoggie.info/
ドッグアナトミー整体は完全予約制となっております。
ご予約はコチラの癒しの杜のHPの動物メニューの整体よりお願いいたします。
<<鍼治療と併用してより効果がでるゆるりんケアの施術を当院ではおススメしております>>
筋肉を緩めて全身の体液(リンパ)の代謝と循環を促すことに着目した新しい全身ケアです。
優しいタッチで皮膚表面から体の内側の筋肉の細部までアプローチし、緊張やこわばりをほぐしていきます。筋肉がほぐれることで身体の構造的な修正がされて、老化による歪みや生活習慣によるクセ・不具合を楽にしていきます。
例としては、関節の硬直、座り方が崩れてきた、歩行の歪み、肩こりによる胸部狭窄、足先が冷たい、食事の食べ方が遅くなった、腰が上がってきて後肢が弱ってきた…などに効果的です。
また筋肉がほぐれて動きが良くなることで、正常な筋肉運動により循環・代謝が良くなります。全身の循環・代謝が改善されることにより、自然治癒力が増し、老化や疾病に対する抵抗力も増します。
ゆるリンケアは、若年であれば健康維持・増進、老年であれば生活の質の向上のお手伝いになります。過ごしやすい身体は気分も落ち着かせるので、精神が安定して、性格が穏やかになる子もいます。
身体の機能をサポートすることで、毎日が少しでも気分良く生活できるお手伝いとして、ゆるリンケアをお役立ていただければ幸いです。
◉流れ:体の状態を見ながら体の状態を読んで、問診、お家でのケアについてアドバイスします。
時間内であれば、中医学や栄養学による食養生や、生活養生のアドバイスもいたします。
体が硬い、冷えている、歩行・姿勢ののくずれ、内臓機能低下、のぼせ、興奮症、精神不安、関節などの痛み、脊椎のヘルニア、口腔疾患、顎関節不良等に効果的です
歩行不良、老化障害、内臓機能低下、循環器疾患、消化器疾患、皮膚疾患、精神不安定、体の痛み、痒み、アレルギー等免疫力の衰え
小山如子先生
日本獣医生命科学大学応用生命科学学科卒業
医薬品登録販売者・漢方相談員
中医薬膳インストラクター
調理師・食育インストラクター
ペット薬膳管理師
アロマセラピスト・インストラクター
メディカルハーブセラピスト
さとう式リンパケアインストラクター
多種療術法療法士
ゆるリンケア創始者:HP : https://nyokoan.com
漢方薬店如子庵:HP : https://kanpo.nyokoan.com
小型・中型犬、猫:30分…3850円〜
大型犬(20kg〜)、人間:45分…5500円〜
※人、大型犬は、お申し出ください。時間枠を2枠でお取りします。
※小型・中型犬、猫も2枠予約いただければ延長施術可能です。
延長料金 小型・中型、猫:60分…7700円
人・大型犬 : 60分…7700円
※状態が良くない場合は、あまり間隔をあけずに施術を受けていただく方が、効果は早いです。体は今慣れている状態に戻りたがりますので、それを緩めないと元気な体に戻りません。施術時にはお家でできるケアもお伝えしていきます。
第1・第3日曜日:午後、
火曜日不定期:午前・午後
午前:9:00、9:30、10:00、10:30、11:00
午後:14:00、14:30、15:00、15:30、16:00
ご予約はコチラ、癒しの杜のHPの動物メニューのゆるリンケアよりお願いいたします。
<<鍼治療と併用してより効果がでるマッサージ&レイキの施術を当院ではおススメしております>>
ワンコ、にゃんこのマッサージは食べる事、運動する事と同じように体や心が健康でいるためには必要です。ワンコ、にゃんこの高齢化により、心臓病やガンなど人と同様の疾患が増え、西洋医学では対応しきれなくなってきました。それにより、マッサージ、レイキヒーリング(エネルギー療法)などのホリスティック医療も注目されています。
野生の動物はグルーミング(舐め合う)によって免疫機能を高めます。JPTA免疫マッサージは免疫力を高め、未病(病気予防)の効果があると言われています。
レイキヒーリングとは日本発祥のエネルギー療法です。イギリスやカナダでは健康保険が適用され補完医療として医療の現場で使われています。単体でも使いますが、鍼治療、マッサージと組み合わせると効果が上がりやすくなります。
腰痛、関節痛、椎間板ヘルニア、心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病、アレルギー、アトピーなど またメンタルトラブル(分離不安症や過度のグルーミングなどの症状)にも効果があります
JPTA免疫マッサージ講師
ペットセイバー
アニマルトランスコミュニケーター
レイキティーチャー
ご希望の日時で予約を承ります。場所は癒しの杜となります。
30分(完全予約制) 3000円
マッサージ&レイキヒーリングは完全予約制となっております。
ご予約はコチラ、癒しの杜のHPの動物メニュー、レイキヒーリングより承ります。
鍼治療、ドッグアナトミー整体、ゆるリンケア、レイキ&マッサージは完全予約制となっております。鍼治療以外は癒しの杜のホームページの各先生方のページよりご予約ください。
他の病院での検査結果や処方されているお薬があればご持参ください。